弊社が主に行う地盤改良とは、タイガーパイル工法
工法概要
タイガーパイルは、小規模建築物(一般住宅)の地盤改良に多用されている
ソイルセンメントコラム工法(深層混合処理工法)の芯部に段付鋼管を挿入させたものである。
ソイルセンメント工法については、独自の撹絆装置を使用し設計・施工管理を行うことで良好な品質を確保している。
芯材に使用する鋼管は、一般的に使用されている冷間製造の電縫鋼管ではなく熱間製造である鍛接鋼管を
使用しており製造時の最終ローラー部に縞状の突起物を付けることで、
段付の鋼管を作成し付着力の増大を考慮した鋼管として利用するものである。タイガーパネル工法概要.pdf
図-1 タイガーパイル概要図
工法の特徴
タイガーパイル工法は、段付鋼管の安定した材料強度と大きな付着力により
ソイルセンメントコラム工法の短所であるコラム強度の低さ及びコラム強度のバラツキを補うことで、
ソイルセンメントコラム工法の持つ高い潜在能力を引き出し高い支持力を発揮することが出来る。
また、高支持力化に伴いソイルセメントコラム工法の改良経をΦ400mmと小さくすることが出来たことや、
改良本数の低減及び発生残土量の大幅な低減が可能となり固化材の使用量も大幅に低減出来ることから
環境面においても優れた工法である。
適用範囲
適用地盤
本工法の適用地盤は下記に示す条件の地盤とする。
先端地盤:粘性土地盤、砂質土地盤(礫質土地盤を含)
周囲摩擦考慮地盤:粘性土地盤、砂質土地盤(礫質土地盤を含)
適用建物
本工法の適用する建築物は表-1に示す内容の建築物及び表-2に示す工作物とする。
鋼管長
鋼管長(段付鋼管の長さ)は表-3に示す。
表-1 適用建築物 | |
項目 | 条件 |
軒高 | 10m以下 |
建物高さ | 13m以下 |
階数 | 地上3層以下 |
延べ床面積 | 8,000㎡以下 |
表-2 適用工作物 | |
項工作物 | 条件 |
擁壁 | 擁壁高5.0m以下 |
ボックスカルバート等 - |
表-3 段付鋼管長 | |
最大鋼管長 | 8.0m |
最小鋼管長 | 0.5m |
地盤改良工事現場写真
現場1
現場2