ECOへの取り組み
地元で育てた木を地元で使う。木・人・地球にもそれが一番いい。
住幸工務店は、ウッドマイレージCO2認証制度認定店だから・・・。
1.木材の生産地と製品の流れがわかる
認証制度では、取扱事業体に認定された業者が、木の伐採から加工・流通まで、
一貫して京都の木を他の産地の木と分別管理しています。
食品などの業界では当たり前のように行われていることですが、
木材で産地がきちんとわかるなんてちょっと珍しいことです。
この「消費者から産地が見える」という安心が重要な価値だと考えています。
2.CO2削減量がわかる
地域の木を使うことは、木材を輸送する際に排出されるCO2の削減につながります。
国内一般的に使われている木材(8割が輸入材)と比較すると、1/10以下しかCO2を排出しないという報告もあります。
認証制度では地域の木を使うことによって削減できる輸送過程のCO2排出量を
「ウッドマイレージCO2」という指標を使って具体的に計算し、消費者にお知らせします。
木造住宅一軒(100㎡使用木材量20㎥)でおよそ2,020kgのCO2削減効果 (ガソリン848リットル分の削減効果)
3.第三者機関による証明
民間のNPOを認証機関に指定し、第三者的な立場から、認証材を扱う事業者の木材管理状況を確認し、
証明書を発行することで、制度の透明性を高めています。
ウッドマイレージCO2認証制度の仕組み
取扱事業体
京都の木を扱う事業者で、京都の木を他府県の木と分別して管理できていることを京都府に認められた事業者です。
素材生産業者(木を切る人)から流通販売業者(製品・製材品を売る人)まで流通のあらゆる段階の事業者が参加しています。
緑の工務店・緑の設計事務所
京都府産木材で家づくりを積極的に行っている人たちです。
指定認証機関
消費者の要望に応じて、京都の木であることの証明書を発行します。
また、取扱事業体へのヒアリングやウェブサイトでの情報発信などを行っています。
詳しく知りたい方はコチラ 指定認定機関
住まいと森は繋がっている
地域の木を育てて使うことが、森と地球を元気にします。
1.健康で丈夫な住まい
環境ホルモンやシックハウス症候群など、化学物質が人間に与える影響が問題視される中、
自然素材である木材が注目されています。木材には室内の湿度を調節する機能や、
見た目の柔らかさが与える安らぎなど、住まいを快適にするための特長がたくさんあります。
2.輸送にかかるCO2を削減できます
近くの山で育った木を使うことで、輸送にかかるエネルギーを大幅に削減し、地球温暖化防止に貢献することができます。
3.生産者の顔が見えます
地域の山で何十年もかけて育てられた木が、職人さんにより丁寧に加工されて、自分の家の柱になる・・・
そのような「生産に携わった人の顔がわかる」、「木材の生産過程が実感できる」ということが、
豊かな住まいづくりにとって重要なことです。
京都の木を使うことで、こういった繋がりを感じることができます。
4.資源を循環させる社会づくりが豊かな森づくりに繋がります
人の手で植えられた人工林は、苗木を植え、下草を刈り、間伐をして・・・
という生産過程を繰り返すことで守り育てられてきました。
しかし、この森林の生産サイクルが、近年、木材が売れないことが原因で循環しなくなりつつあります。
そのことによって、森が本来持っている、水を蓄え土を保つという機能が衰えてしまい、
災害を引き起こす原因となっているのです。戦後に植えられた木が大きく生長した現在、
この資源を積極的に、そして有効に利用し、循環させる社会づくりをすることが、
豊かな森づくりに必要なのです。